君色の空
毛布にくるまって、何も考えずに目を閉じた。

学校を休んだことに、不思議と罪悪感は感じなかった。

早苗が、私のその行為に傷つこうが。

慎一くんが、私を使って早苗を呼び出したことを、後悔しようが。

関係なかった。

ただ、私は傷ついた。

そう、アピールできるなら、それで良かった。

私は嫌な女。

そう言われても。

これは、無言の抵抗だった。

私が初めて、早苗を攻撃した日だった。




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