君色の空
「本当に参ったよ…。
さすがに俺が、渚の下着あさるわけにもいかないしな!?」

と、冗談まじりか本音か。頭をかきながら言う、お兄ちゃん。

その言葉に、笑えない私がいた。

「渚ちゃんのサイズとか、よくわからなかったから…。

気にいらなかったら、ゴメンね!?」

と言って、紙袋から色々取り出す彼女。

この人は、お兄ちゃんの彼女。

『下村 悠里(ユウリ)』さん。

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