君色の空
お父さんはつぶやくと、小さなため息をつく。

私が入院なんてしたから、お父さんのこと、困らせちゃったのかな!?

そのため息に、心臓がドキドキした。

少し不機嫌そうにも見える、お父さんに、目を合わせられない。

途端に静かになった病室で、

「あまり、心配させるな。

携帯電話に病院から電話があった時は、何があったんだ!?、 って、本当に心配したぞ!!」



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