君色の空
でも私は、

『そんな気持ち、いらないよ!!』

そう。

叫びたかった。

『義務』で、育てていると言われるのなら。

私は、ひとりででも、生きていく。

………。

違うか。

私は、消えてしまいたいんだ。

お父さんに、私という『義務』を背負わせているなら。

これ以上、荷物にならないように。

消えてしまいたい。

お父さんから降りて、肩の荷をなくして、楽にしてあげたい。
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