君色の空
少しだけ、言い訳がましく聞こえてしまうのは、私の性格がひねくれているから、だろうか!?

「じゃなくて!」

ここ数日の間に、溜まりに溜まったイライラを、つい早苗にぶつけてしまう。

「慎一くんと、一緒じゃないの!?」

どうせ。

私のいない所で、仲良くやってんでしょ!?

私の気持ち、知ってるくせして。

お見舞いに来たのも、結局の所、その罪悪感からくるものだと、推測された。

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