君色の空
『私が一番』

の、女王様のご機嫌をうかがうのは、私の役目。

すでに出来上がってしまった、この上下関係は、もう明らかに『友情』などではないと知りつつも、私は自分に言い聞かせる。

彼女は私の親友だと。

私の人生は、偽りだらけ。

真実なんて、どこにもありはしないのだから…。

本当の友達なんて、いなくてもいい。

偽りの親友がいるのなら、それでいい。




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