君色の空
言い過ぎた。

そう思うけど、謝ったりなんかしない。

どんなに心は洗い流せても、私の気持ちはまた黒に染まる。

これからもずっと、変わらずに。

私の心の空が、晴れる日は来ない。

これからもずっと、永遠に。

私の心は、重く垂れ込めた雲が、空を覆うように。

そして、白く煙る霧が、視界を遮るように。

いつも、モヤモヤした中にいるのだから。



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