ショコラな恋
「早く、帰ろー。」
準備がととのったゆずかが
私をせかしてきた

「もうちょっと待って」

「もう。遅すぎ。先に行ってるから。」

・・・・・・・・・・
おいてかれた。

ひどくない急いで準備して
追いかけようと、したとき
後ろから声をかけられた。

「あのあなたマネージャー希望の方ですか?」

「あー。はい。」

正確には“だった”だけど
正直に言ったら傷つくだろうし、目つけられるのも嫌だし、ここはとりあえず
流れにまかせよう。
それに、この人サッカー部の中じゃかっこいいし。

あくまで、ちょっと。
まー人の顔どうこう言える
顔でもないけど。

「そっか。見ての通りうちの部さぁマネージャーがいないんだよね。」

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