15才でママになった理由(わけ)
真人兄と奈都が夏休みにプールへ行く話しをしていた。


琢哉さんは奈都の保護者としてついて行くようだが。


保護者が必要なのか。


ああ、なるほどね。


奈都の事心配なんだ。


「夏休みにみんなでうちの別荘へ行かない。プールもあるし、何部屋かあるしみんなで泊まれるわよ。」


真人兄の目が輝いた。


「それいいね。奈都ちゃん南さんの別荘に行こうよ。」


奈都は乗り気ではないようだが。


ここは様子をみることにした。


「奈都ちゃん行こうよ、たまには琢磨君と離れてのんびりしたら、一日ぐらい琢磨君お母さんが見てくれるでしょ。」

今は南の話に合わせるしかないな。


奈都の為ならなんでもしてやる。


「奈都たまには楽しもうぜ。俺も一緒に行くからさ。琢哉さんも行くでしょ?」


琢哉さんは絶対行くはず。


「奈都ちゃんが行くなら、ついて行くよ。」


奈都は仕方なく頷いた。


奈都大丈夫だから、南には何もさせない。


「琢哉さんと泊まりの旅行なんて嬉しい。」


琢哉さんに抱き付く南。


琢哉さん拒否れよ。


でないとこの女、勘違いするぞ。


南の正体は俺が暴いてやる。


大丈夫、絶対大丈夫だから。



















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