15才でママになった理由(わけ)
怖い顔をした母さんが私に近づいて来た。


「いい加減にしなさい! 」


母さんに頬を思いきり叩かれた。


痛いよ。


「琢磨を奈都に見させたのがいけなかった。琢哉さん本当にごめんなさい。琢哉さんは琢磨連れてここ出て行っていいからね。」


どうして、私じゃ駄目なの。


私が中学生だから、私が子供だから、どうして大人は駄目とか出来ないとか決めつけるの。


琢哉さんも同じなんだ。


大人はみんな勝手だ。


母さんなんて大嫌い。



琢磨お願いだから、私を一人にしないで。


琢磨のママになりたいだけなのに、お姉ちゃん間違ってるかな。


嫌だ、絶対に嫌だよ。



お願いお姉ちゃん、私に力をかして下さい。


お姉ちゃん、琢哉さんを好きになってごめんなさい。











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