15才でママになった理由(わけ)
こうなったら、バレる前に早く実行しないと不味い。


南さんの父親がくるのは夕方だ。


それまで時間を稼がないといけないのだ。


覚悟決めた。


琢哉さんに嫌われてもいい、琢磨をどんな事しても守る。


別荘に着くまでまだ時間がかかる為、各自で昼食をとり別荘に向かう事にした。


別荘に着いたのは15時過ぎ。


南さんの車だけが遅れていた。


琢磨は疲れて眠っている。


直人の彼女は直人より背が低くて可愛い子、秋人の彼女は凄い美人さんだった。


「奈都ちゃん大丈夫、顔色悪いよ。」


真人さんの顔を見たら、ほっとした気分になった。


「真人さん、緊張してお昼ご飯が食べれなかった。」


真人さんが優しく頭をなぜてくれた。


「俺たちが奈都ちゃんを助けるから安心していいよ。本当は琢哉さん諦めて、俺を選んでくれると嬉しいけどね。」


真人さん、ごめんね。


「俺ってかなり女々しいよなぁ。早く彼女見つけないとな。」


真人さんを好きになれたら、きっと幸せになれると思う。


でも、琢哉さん以外の人を好きになれそうもない。












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