15才でママになった理由(わけ)
俺は悩んだ末九州へ行く事を決めた。
奈都ちゃんと遠く離れる事になれば、奈都ちゃんを忘れられるはず。
奈都ちゃんの為にも俺がいなくなる事が良いと思ってるのに、奈都ちゃんと別れる現実がこんなにも辛いとは思わなかった。
お母さんが二人だけで話をしたいと言うので、仕事帰りにお母さんの店に寄った。
「お店は健ちゃんに任せてあるから大丈夫。ここじゃなんだから二階へ行きましょうか。」
お母さんの顔が怖い気がするけど。
「早速なんだけど、奈都とはどうなのよ。 」
どうと聞かれても困る。
「奈都ちゃんとですか、まぁ普通です。」
心を見抜かれないように必死。
「琢哉君は奈都が好きだと、私は思ってるけど。」
好きだ。
「好きですけど、それは。」
「琢哉君がいいたいことは、奈都は中3だから一緒になる事は絶対無理。」
そうです。
「俺もそう思っています。」
お母さんが話を変えた。
「あのね、突然なんだけど、私結婚しようと思うの。」
ちょっと待って下さい。
「お母さんが結婚をするんですか。 」
話が飛躍し過ぎて、ついていけない。
「私は結婚した事ないから、琢哉君みたいに再婚ではないでしょ。」
そうなんですか。
お母さんは豪快に笑ってるけど、
お母さん、笑ってる場合ですか。
奈都ちゃんは、お母さんの結婚を知っているのかな。
奈都ちゃんと遠く離れる事になれば、奈都ちゃんを忘れられるはず。
奈都ちゃんの為にも俺がいなくなる事が良いと思ってるのに、奈都ちゃんと別れる現実がこんなにも辛いとは思わなかった。
お母さんが二人だけで話をしたいと言うので、仕事帰りにお母さんの店に寄った。
「お店は健ちゃんに任せてあるから大丈夫。ここじゃなんだから二階へ行きましょうか。」
お母さんの顔が怖い気がするけど。
「早速なんだけど、奈都とはどうなのよ。 」
どうと聞かれても困る。
「奈都ちゃんとですか、まぁ普通です。」
心を見抜かれないように必死。
「琢哉君は奈都が好きだと、私は思ってるけど。」
好きだ。
「好きですけど、それは。」
「琢哉君がいいたいことは、奈都は中3だから一緒になる事は絶対無理。」
そうです。
「俺もそう思っています。」
お母さんが話を変えた。
「あのね、突然なんだけど、私結婚しようと思うの。」
ちょっと待って下さい。
「お母さんが結婚をするんですか。 」
話が飛躍し過ぎて、ついていけない。
「私は結婚した事ないから、琢哉君みたいに再婚ではないでしょ。」
そうなんですか。
お母さんは豪快に笑ってるけど、
お母さん、笑ってる場合ですか。
奈都ちゃんは、お母さんの結婚を知っているのかな。