15才でママになった理由(わけ)
自分が本当に嫌になる。



どうして、柊人にやつあたりなんかしたのか。



「もう無理しなくていいから、俺がその子のパパになるよ。」



何、バカな事言ってるの。



中学生の柊人にそんな事出来る訳がない。



「何処までバカなの柊人は。そんな事出来る訳ない。中学生の柊人に何が出来るのよ。」



にらみ合いになった。



「何がバカなんだ。赤ちゃん生もうとしてる奈都だって、中学生だろ。今直ぐには働けないけど、赤ちゃんが生まれ来る頃には中学を卒業してるから、働ける。奈都を一人になんか出来ない。」




柊人のバカさに、笑うしかない。



「この子は柊人の子じゃないんだよ。この子の父親になるなんて、口ではどうでも言えるけど、無理に決まってる。中途半端な優しさなんていらない。帰るから離して!」




「嫌だ、離さない。」




お願いだから離して、柊人。



その時保健室のドアが開いた。




亜矢?




そこには怖い顔をした亜矢が立っていた。



もしかして、話を聞かれた。

























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