15才でママになった理由(わけ)

幸せになろうよ

本当は同居が嫌なんだけど、琢哉さんに説得され仕方なく同居をする事に。




家族だけで結婚式を挙げて、16才の誕生日に籍を入れる事を決めた。



「琢哉君、奈都を頼むな。奈都には辛い思いばかりさせてしまったから、今度こそ幸せになるんだよ。」




父さん、ありがとう。



これからもよろしくね。



「夕食は家族みんなで食べましょう。」



「北原家は二階だから、母さんいきなり二階へは上がって来ないでよ。」




前は私のことなんか、ほったらかしにしてたくせに、急に構うようになったし。



ウザいんですけど。




「冷たい事は言わないの。」



「駄目です。 」



「奈都、いいじゃないか。」



「琢哉さん、母さんはね、・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」



琢哉さんが赤くなった。



「奈都、何を言ったのよ。 」



母さんには教えてあげない。



「琢哉さん、秘密だね。」



父さんがクスクス笑う。



「母さん、俺たちも頑張ろうな。」



今度は母さんが意味分かったらしく、真っ赤になった。



なんだか凄く幸せ。




母さんも幸せで安心した。



いつまでも父さんと仲良くして下さい。







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