15才でママになった理由(わけ)
結局夕食は家で食べる事になった。


琢磨がくずりだし、落ち着いて食べる状態でないし。


夕食は残りご飯でチャーハンを作り、市販の餃子を焼いて食べてると又琢磨が泣き出した。


「琢磨は私が見て来るから、母さんと琢哉さん食べていいよ。」


琢磨はずっと泣いてばかりだ。


どうしちゃったのかな。


「奈都ママが板についてるね。」


母さん煩い。


母さんは本当に呑気でいいね。


「ご飯食べたら俺が琢磨を風呂入れるから、奈都ママ頼むな。」


奈都ママは止めてと思いながら、琢哉さんに言われる事は嬉しかった。


うふふ、顔がにやける。


「奈都、顔がキモい。」


え、今顔に出てた。


母さんが何を考えてるのか、さっぱり分からない。


「奈都、早く食べちゃいなさい。」


今日も琢哉さんと琢磨をお風呂に入れる事になった。


母さんが入れてくれればいいのに。


「奈都は琢哉君に琢磨渡しておいで。」


琢磨を連れ、琢哉さんが待つバスルームに向かった。


昨日の事を思い出し、恥ずかしく思っていると。


「今日は俺一人で大丈夫だから、終わったら呼ぶから琢磨連れに来て。」


返事をしてバスルームを出た。


今日は無事に終わって、本当に良かったと思う。


いつか、琢磨と琢哉さんはいなくなるんだと思うと、切なくて涙が溢れた。


バカだね。


今から泣いて、どうするのよ。














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