15才でママになった理由(わけ)
3 現実

15才は子供だけど

琢磨が日に日に琢哉さんに似て来た事が嬉しいくて、たまらない。

琢磨はお座りをして、そばにあるおもちゃに手を伸ばすようになった。


琢哉さんは毎日琢磨におもちゃを買って来るけど。


琢哉さん、買い過ぎですから。


歯も生えて、あーとかまーとか声を出すようにもなったし。

琢磨にキスを教えようと思い、ほっぺにキスしてみた。


琢磨からキスして貰うつもりだ。


「あんまり可愛いがると、別れるのが辛くなるから程々にしなさい。」


母さんにそう言われたけど。


程々って何、いい加減でいいって事。


母さんの気持ちが理解出来ない。


理解したくないし、大人なんかになりたくないです。


いい加減な気持ちで琢磨を見てるんじゃないし、琢磨が本当に可愛くて愛しいから。


琢磨はもう家族だ。


母さんにこの気持ちは分かって貰えるだろうか。


琢磨と離れたくないと思う私が我儘なの。


母さんなんか嫌いだ。












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