15才でママになった理由（わけ）
久しぶりの遊園地は凄く楽しかったけど、琢磨が気になり、琢哉さんの携帯に何度も掛けてしまった。


琢哉さんも相当困っている様で、《奈都ちゃん琢磨が泣き止まない。》


心配で遊園地を全然楽しめないし、でも、真人さんには悪いなと思ってしまう。


離乳食をこがしてしまい大変な事になってるようで、結局早めに帰る事にした。


マンションに真人さんと一緒に帰ると、家の中がゴミ箱をひっくり返したように散らかってるし。


台所には焦げ付いた鍋。


テーブルの上は、うどんやパン、ジュースなどで汚れていた。


バスルームから裸の琢哉さんと琢磨が出て来たから、二人の裸姿に叫んでしまった。


琢磨の裸は平気だけど、琢哉さんの裸は目のやり場に困る。


｢琢哉さんどうした訳。なんで裸なの。｣


背中を向けて言った。


真人さんも家の中の状態にかなり驚いていて、声も出せない様子。


私が出掛けた数時間の内に、いったい何がおきたと言うのか。


｢奈都ちゃんタオル巻いたから、こっち来て琢磨に服着せて。｣


琢磨を抱き服を着せた。


琢磨を真人さんに預け、琢哉さんの着替えを取りに行く。


琢哉さんが泣きそうな顔してるし、琢磨と二人にしたのは不味かったかな。


琢哉さんが又、自信をなくしたらどうしょう。


本当に上手くいかない。













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