15才でママになった理由(わけ)
なんだか可笑しくて、思わず笑ってしまった。


琢哉さんが琢磨に悪戦苦闘してる姿が目に浮かぶ。


琢哉さんは琢磨のパパだから、もう少し頑張ってほしい。


琢哉さんなりに頑張ったかも知れないけど。


「大変だったね。琢哉さんお昼まだでしょ。なんか作るからその前に片付けなきゃね。」


本当に何処から、片付けようか。


あまりの散らかり用に、悩んでしまう。


「奈都ちゃん、片付けは俺と風間でやるよ。」


そうしてもらえると助かる。


「なんで俺が、散らかしたの琢哉さんでしょ。」


まぁ、そうだけど。


「嫌、琢磨だ。」


はぁ、可笑しすぎて笑える。


琢哉さんが子供みたいな事言うし。



「琢哉さん何いってんですか。琢磨君はあなたの子供ですよ。自分で見れないでどうするんですか。」


琢哉さんはご機嫌が悪いみたいで。


「煩い、後輩の癖に黙れよ。」


本当に笑える。


子供みたいな琢哉さんが新鮮だった。


「こんな時だけ先輩ずらして。」


バカバカしい言い合いはやめて下さい。


本当に子供みたいな二人。


「二人ともいい加減して、早く片付けないとご飯あげないからね。」


言ってやったぜ。


「今日の奈都ちゃんは大人だね。」


あなたたちが子供なだけです。


「真人さん、煩いよ。」


「ごめん、奈都ちゃん。」



分かればよろしい。


何だか楽しいな。


いつまでもこんな関係でいたい。









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