星が消えるまで...
ダダダダダダ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐


「はぁ、はぁ・・。」


なんとか門までは辿りつけた・・。

中学生時代にテニス部で鍛えた体力は、

こんなときに役に立った。

やべ、あと3分じゃん・・。

3分で教室にあがるのとかちょっときついって・・。


「雪乃ちゃぁんっ」

「えっ?」


校舎に向かって走っているあたしに、

後ろから声をかけてきた女の子。

入学式に最初に話した子だった。


「一緒に行こうっ、」

「うんっ」


あたしと彼女は、

急いで校舎の中に入って

階段を駆け上がった。



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