星が消えるまで...
キーンコーンカーン‐‐‐‐‐‐‐‐‐

コーン‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

「全員起立っ。」


まだ学級委員が決まってないから、

先生の合図で礼をする。

あたしたちはギリギリ間に合ったのだ。


「はぁ...ギリギリセーッフ」

「だねっ」


そういえば・・。


「あの・・。」

「なに?雪乃ちゃん。」

「名前・・。」

「あぁ、あーしの名前はぁ」


そう、あたしはまだ

彼女の名前を聞いていなかった。


「上阪茉耶【ウエサカ・マヤ】。茉耶でいいよ。」

「あ、ありがとう。茉耶・・。」


茉耶・・。

高校で初めての友達が出来た。




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