星が消えるまで...
入学式も無事終了したし・・。

早く帰ろう・・。

そう思って、

教室を出ようとした。

だけど、教室のドアの近くに

男の子たちがたまっていた。


あの・・。

これじゃ出れないんですけど・・。


って言いたいんだけど、

社交的じゃないあたしはそんなこと言えない。


「あ、ごめん、邪魔だよね。」

「え、あ、いえ・・。」


思わず敬語なるあたし。

声を掛けてくれた男の子は、

そのたまっている男の子たちの輪に入っていた。


「お前らどけよー。」

「す、すみません・・。」


あぁ、ほら。

また敬語・・。


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