星が消えるまで...
誰だろぉ・・・。


そう思ってあたしは

自分に雨がかからない程度、

傘を持って上を向いた。


「あ、さっきの・・。」


つい声をあげてしまって

口を片手でふさぐ。


「え?・・あぁ、同じクラスだよね。」

「は、はい。」


黄色い傘を持っていたのは、

さっき道を開けてくれた男の子だった。

凄いかっこいいんだなぁ・・。

さっきは恥ずかしくって、

よく見てなかったけど・・。

こんなんじゃ女子も騒ぎかねないだろうな・・。


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