first love
「ち…っ違うわ!」
百合亜はあわてて否定した。


その白い肌は激しい感情の揺れによって紅潮している。


「だって…私好きだなんて…そんなのわからない…。」

途切れ途切れに百合亜が言うと、拓斗は子供を叱るように言った。


「それが好きって気持ちなんだよ!百合亜は…隼人が好きなんだよ…。」


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