first love
諭すように言われ、百合亜は黙りこくっていた。


「わかったよ。俺、なるべく百合亜のこと忘れるよう努力するよ。」

拓斗は悲しそうにそう言うと静かに教室を出て行った。




その後、百合亜は一人教室で立ちつくしていた。



(私が…隼人くんを好き……?これが好きって気持ちなの…?そんなの…わからない。)



百合亜がずっと考えていると、教室のドアが突然空いた。


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