イザヨイ〜私のおかしな恋愛記録〜
「ん、あー。 やよっちゃん、昨日、誕生日だったんね。 おめ。 超おめ」
「淡白な……それでも友達か!!」
あろうことか、恵美はキョトンとする。
「え……いつから友達になったの? やよっちゃんとは、ただの知り合いだよ。 私たち、ズッ知りだよ!」
「うおぃ! そーゆーのは冗談でも言わないでっ! 不安になる! ふとした時に不安になるから! 繋がりが薄い現代っ子の恐怖なんだから!」
「あははー」
「笑いごとじゃないし……」
「んで、きのーは何してたの? 断食?」
「そんな誕生日の過ごし方はレパートリーにはないわい。 何が楽しくてそんなことするんよー」
「じゃあ、マヨちゅっちゅよね」
「え、二択!? 私の基本行動少なくない!? しかも、なんか古いし!」