名前モモ、口癖ドブス、職業あたしの恋猫。
違うよ。違うんだよ、なっちゃん……。


だけどどうにもできないあたしは、横に立っていた岡田を八つ当たり気味にジロッとにらんだ。


するとあたし達の話が終わるのをぼうっと待っていた岡田が、ハッとしてあたしの顔をのぞき込む。


「……なんで険しいの?」


「黙秘!」


首を傾げた岡田になっちゃんが一歩近付く。


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