名前モモ、口癖ドブス、職業あたしの恋猫。
お母さんの曇った表情がギュウッと胸をしめ付ける。


「一応点滴は済んだけれど、このままよくならなかったら明日も病院に行かなくちゃならないって」


「そうなんだ……」


少しは元気になっているかと期待していたけど、モモを見るとさっきより具合が悪そう。


「お母さん、モモ大丈夫だよね?まだ5才だし、今まで病気もなくて元気だったしね?」


< 113 / 215 >

この作品をシェア

pagetop