名前モモ、口癖ドブス、職業あたしの恋猫。
タクだってあのあと帰ってきたお父さんだって、みんなモモがいなくなって落ち込んでいる。


「ごめんね、嫌なこと思い出させちゃって」


あたしの言葉にお母さんが首を横に振った。


「モモのことで嫌なことなんてなに一つないわ。それにあなたが一番ショックなはずよ。こうやっていろいろ話して、少しずつみんなで元気になって行きましょうね」


お母さんがそう優しく言ってくれたけど、あたしの心はすごく痛んでいた。


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