名前モモ、口癖ドブス、職業あたしの恋猫。
「へー、それで俺はつい間違えてタコを買ったわけか」


せっかくあたしが謎を解決してあげたのに、まるで他人事だから腹が立ってくる。


するとそこでトントンとノックの音がして、ジュースとケーキを持ったお母さんが入ってきた。


「あらミユ、そのぬいぐるみいただいたの?」


「そうだけど、これタコの形したオヤジなんだよ?見てたらなんとなくヘコんでくるよ」


< 148 / 215 >

この作品をシェア

pagetop