名前モモ、口癖ドブス、職業あたしの恋猫。
そして、涙をいっぱいためながら最後のお別れまで伝え終わったあたしに岡田は。


「高嶋は本当にモモが大好きで、モモも本当に高嶋が大好きだったんだな」


その言葉にピクンと反応したあたしは、必死に我慢していた泣き声を思いっきり上げてしまった。


「おっ、おいっ、そんなに泣いたら俺の心臓がもたないよ」


あんまり泣くあたしに困った岡田があたふたしている。


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