名前モモ、口癖ドブス、職業あたしの恋猫。
「モモはっ、あたしをっ、大好きだったかなっ?」


落ちる涙を両手で何回もふきながら聞いてみる。


「そうじゃなきゃ、その事故で高嶋が死んでたかもしれないよ」


ズキンッと胸の奥がすごく痛くなって、一瞬息が苦しくなった。


「でもね、それってあたしの代わりにモモが死んじゃったってことだよね?あたしがモモの命を奪ったってことでしょ?」


< 158 / 215 >

この作品をシェア

pagetop