名前モモ、口癖ドブス、職業あたしの恋猫。
「モモッ、あたしのモモッ、お願い戻ってきてっ、帰ってきてっ、このままお別れは嫌だよおっ」


とうとうあたしは両手で顔をおおってワンワン泣き出してしまった。


「たっ、高嶋!?大丈夫か!?いったん落ち着け!じゃないと俺がモモに叱られそうだ!」


パニクった岡田が隣に来て、あたしの肩をグイグイ引っ張る。


「そうだっ、なあ高嶋?どうしてモモの言葉が突然わかるようになったか知りたくないか?知りたいだろ?教えてやろうか?」


< 161 / 215 >

この作品をシェア

pagetop