名前モモ、口癖ドブス、職業あたしの恋猫。
「モモはあたしに命をくれたの?」


モモが目を細めてコクンとうなずく。


「それで後悔してないの?」


また同じようにモモがうなずいた。


「モモの言葉があたしにだけわかったのは、モモの魂があたしに入ったから?」


ピクンと反応したモモが、うなずく代わりにしっぽを動かしながら答える。


「ヨク、ワカッタナ」


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