名前モモ、口癖ドブス、職業あたしの恋猫。
「まあ、大変だったでしょう!岡田くん、上がって夕ご飯食べていってちょうだいね。ハンバーグは好きかしら?」


元気のなかった岡田の表情がピシッと引きしまる。


「果てしなく大好物ですっ」


「なんか騒がしいと思ったら、姉貴の彼氏?……わあっ、それって!?」


二階から下りてきた紫色の電子レンジのTシャツを着たタクが、大声を出してこっちに駆け寄ってくる。


< 200 / 215 >

この作品をシェア

pagetop