名前モモ、口癖ドブス、職業あたしの恋猫。
「さっきからすごくうるさいんだけど」


「俺には管轄外だから仕方ない。止めるにはとにかく食うしかないしな」


すると満腹になったジュニアが思いきり伸びをして、なにかを探すようにキョロキョロし始める。


「こっちおいで。抱っこしてあげる」


でもジュニアは両手を差し出したあたしをシカトして、岡田の膝の上にクルンと丸まってしまった。


「ちょっと、公園からここまでずっと抱っこしてきたのはあたしだよ?なら、くつろぐのもあたしのとこでしょ?」


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