名前モモ、口癖ドブス、職業あたしの恋猫。
「仕方ないだろ。これだけは食えるんだから」


たしかにタクはここんとこカレーばっかだったけど、それしか食べれなかったってわけね。


「……でもなんでカレーなの?」


「気分、かな?」


オデコに乾いた冷えピタを張り付けたタクが、クイッと首を傾げている。


「ほらミユ、時間大丈夫なの?」


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