名前モモ、口癖ドブス、職業あたしの恋猫。
お母さんが指差した壁掛け時計を見ると、家を出る時間を少し過ぎていた。
「うきゃーっ、ヤバイヤバイヤバイ!モモッ、みんなっ、行ってきますっ」
すっかり治った足で玄関に走ったあたしの背後から、お母さんの声が聞こえてくる。
「ミユ!車には気を付けるのよ!」
「はあーいっ」
手早くローファーを履いたあたしは、フワフワに毛の生えた白い猫のキーホルダーの付いたカバンを持って、勢いよくドアを飛び出した。
「うきゃーっ、ヤバイヤバイヤバイ!モモッ、みんなっ、行ってきますっ」
すっかり治った足で玄関に走ったあたしの背後から、お母さんの声が聞こえてくる。
「ミユ!車には気を付けるのよ!」
「はあーいっ」
手早くローファーを履いたあたしは、フワフワに毛の生えた白い猫のキーホルダーの付いたカバンを持って、勢いよくドアを飛び出した。