名前モモ、口癖ドブス、職業あたしの恋猫。
「なんだとは、重ね重ね失敬な奴だな」


少しムッとした岡田がドカドカと入ってきて、あたしの横の席にドスンと座る。


「そこ、岡田の席じゃないじゃん」


「あれ?そうだっけ?……マジで間違えた」


スクッと立ち上がった岡田が、今度はあたしの後ろの席に移動した。


「……そこも違うよね」


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