名前モモ、口癖ドブス、職業あたしの恋猫。
両手でほお杖をついたまま、あたしはぼんやりと答えた。


「どこの企業?」


「……とある秘密組織」


「お前、その年でやり手なんだな」


「……」


どんな時でも真剣で冗談も通じない岡田は、正直あたしだけじゃ手に負えない。


< 77 / 215 >

この作品をシェア

pagetop