名前モモ、口癖ドブス、職業あたしの恋猫。
「おっ、それっぽいな」


「でしょ?ピッとした猫耳に大きな目とちょこんと牙の出た小さな口、あとは長いしっぽっと。完璧ーっ」


いつもノートのはしに書いているモモにそっくりの猫に、我ながらほれぼれする。


「高嶋って猫好きなんだ?」


「うん、うちに超可愛いのいるしね」


「へー、奇遇だなあ。俺も動物の中じゃ一番好き」


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