名前モモ、口癖ドブス、職業あたしの恋猫。
あたしはガバッと立ち上がって、黙って立っている岡田からすぐに離れた。


間もなく水泳を終えたなっちゃんも帰ってきて、またお喋りを再開する。


でも秘密を握られた気がしたあたしは、チラチラと岡田に視線が動いて全然落ち着かない。


誰かに言われたらどうしよう。朝タクに冷たくしたバチかな。


いまいち言動や行動をつかみきれない岡田がどうするのかわからなくて、あたしはずっと警戒し続けるしかなかった。


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