FiFTEEN
「放送部にー…せーのっ!」

『ようこそ!』

渋谷、ちびまるこ、No.1は声を揃えて言った。

「…ようこそ。」

パーマカエルはみんなより遅れて言った。


「待ってたぜー!」

渋谷は、あのころと同じ顔で笑ってピースした。


嬉しくてつい顔がほころぶ。
だから、



「…新入部員…です。」


なんて言ってしまった。





なんだ…これだったんだ。

いつも自分が持ってたノリの悪さとかモヤモヤした気持ちとか…やりたいこと我慢してたからだったんだ。


多分、ずっと渋谷と遊びたかった。笑いたかった。楽しみたかった。小学校からずっと…



こうゆうのがしたかったのかもしれない。



…いまさら、恥かしいけどね。

でもまぁ、悪くない。






FIFTEEN 01完

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