FiFTEEN

「と、わかれば…明日から安藤監視!」

「んな、むちゃくちゃな…」
そこまでいく発想がすごいな、コイツは…


「はるちゃん!チヨりん!…君達に安藤監視を命ずる!」

「は!?」

「了解!」

「ちょっとまて。何でオレなの?」

「人間観察得意でしょ!」

「それとこれとは違うと思うんだけど…」

「一緒です!それともチヨりんが嫌なの?」








「…嫌。」

「ひっどーい!!」

津賀は言った。

「ひどーい!」

マネして渋谷も言う。


「違う、ごめん!そうゆう意味じゃなくて…」

「どうゆう意味だよ～…」


そうゆう意味だよ。


「…わかったよ、やるよ。」

「あのさ、渋谷くん。なんでいつも瀬名くんと津賀さんが組むの?」


伊藤くん…嫉妬してるんだなぁ。


「えー…お似合いだから?」

「いやん!」

「津賀さん、いやんじゃないよ。」

「…ごめんなさーい。」

「お似合いじゃないよ。全然!似合わない!」

「そんなムキになんないでよ、のえる。」


伊藤くんはオレを睨む。
睨んだって、オレは何にも悪くない。