FiFTEEN
だけどさ。
お似合いとかゆうなよ。
津賀が本気にしちゃうじゃないか…


あ…こっちを向いて笑ってるよ。

八重歯がないよ。





…どうしよう…





次の日からオレと津賀は、休み時間・昼休みは、安藤を監視?した。

でも、犯人らしい行動はなく、むしろ違うような…


「なぁ…アイツじゃないよ、絶対!」

「そんなんわかんないじゃん!アタシ達に見つかられるのが怖くて、まだ本性を出してないだけさ!」







「あのさ、津賀。」

「なに。」

「この間言ってたことなんだけど…」

「…この間?………あー、うん。あれね。」

「あのさ、あれって本気なの?」

「うん。本気だよ。」

「…そっか。」

「そんな考えこまないでよ。少しずつ見てくれればいいから。」

そう言って歯を見せて笑う、津賀が…

なんとなくかわいらしく見えてきた。


「まぁ、オレもそうゆうこと言われたりするの初めてだから…なんて言ったらいいかわかんないけど…。
ゆっくりね。ゆっくり…見てく。」

「うん。お願いします。」


ちょっとまってよ…

ゆっくり!?
オレ見るの?

津賀の気持ちを受け取るの!?
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