FiFTEEN
うわー…オレも入ってる…


「はい!必ず犯人探して見せますから。」




そんな渋谷に周りの生徒は拍手をする。



放送部…危険物扱い、間違いなし…






そんなこんなで、今日からほんとの放送部探偵物語が始まってしまった。


「部長かっこよかったよ!」

「だろ!?」

「てゆうか、こっちが迷惑。アタシらの身にもなってよ。目つけられるじゃん!」

と、日向が言う。

「でも、アタシ達が犯人見つけたら放送部の評価もグァーとあがるよ?」

と、津賀。


その津賀の腕がさっきからオレの腕にあたっている。


生温かい体温と、やわらかい肌…



おっ!?
おおおおお!?


何考えてんだ!!



危ない…変態だ…




「ちょっと、もうちょっとそっち寄ってよ。」

オレは津賀に言った。

「何、瀬名きゅん…最近冷たいなぁ。」

「…別に冷たいわけじゃ…あんたが近寄ってくるから。」

「あー!人のせいにすんなよぉ。なぁ、チヨりん。」

津賀はうんうんとうなづいた。



そのとき、日向が何かに気付いた。

< 43 / 122 >

この作品をシェア

pagetop