FiFTEEN
「…お母さんがね、男の人つくって出て行ったの。それから何かあるとあたられるようになって…最初は言葉だけだったんだけど、そのうち殴られるようになった。……ざまぁみろだよ…ほんと。もう戻って来なくていいって思う。」


「そ、そうだよ!あんなやつ!…オレたちだって、チヨりんの家族みたいなもんなんだからね!」

「へへ…ありがとう部長。」

「津賀さん、無理しちゃダメだよ?」

「してないよ。みんなが来てくれてよかった!………おばさん、呼ぶね。」




オレは…なんも声をかけられなかった。


その後、親戚のおばさんという人が来てオレたちは自分たちの家に帰った。




家に帰ると、母親に怒鳴られ、姉にはからかわれ…




もうどうでもよかった



疲れた 今日…










朝、学校に行くと津賀がいつものように笑ってそこにいた。


「おっはよ~!瀬名きゅん!」

「おはよ…」

「もう元気ないなぁ~…あ、そうだった。放送部2ヶ月以来の朝のミーティングだって!…津賀千世、お迎えにあがりました!!」


っていうか、いつもよりテンション、、高っ!



「平気なの?昨日の今日なのに…」

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