色つきリップ〜紅い唇〜
 

少しぎこちなくなって距離が出来た、大野とわたし。


自分の気持ちに気付いてからも、近付くすべさえもわからなくて……


大野からいつも近付いてくれていたのが痛いほどわかった。


かと言って告白を断ったわたしがいまさら告白するのもためらわれて。


時間だけが過ぎて行き、気付いた時には親友の彩香が大野のことを好きになっていた。




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