色つきリップ〜紅い唇〜
「あー疲れた!!」
大野がわたしの側に来て、ドカッと腰を下ろす。
「お疲れ様」
「おう」
わたしと大野の短い会話。
少し恥ずかしくて
少し気まずいような
『くすぐったい』、そんな空気に包まれる
「大野キャプテン、お疲れ様です」
桃ちゃんが笑顔で大野に話しかける
というか……桃ちゃん、その笑顔、なんかすごく意味ありげなんですけど……
「サンキュ、って……なんだ?その顔……」
「別になんでも。あ、大野キャプテン、Tシャツ紅いですよ?どうしたんですか?」
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