ライナーアンドザ・スカイ


昼。


俺は久しぶりに灰色の扉の前に立った。



健闘、ね。


ひやりとノブの冷たさが手に伝わる。

目を閉じて深呼吸。


ま、一度や二度じゃ倒れませんよ。



俺はゆっくりとドアを開けた。



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