初恋をもう一度
「うぅ。…なんか緊張するんだもん。」
「なんだそれ?2年の時とか隣の席で、めっちゃ喋ってたじゃんか。何を今さら(笑)」
「だって、あん時は好きとか意識してなかったし。ほんとにただの友達っていうかさ。なんか彼氏彼女って名前ついただけで緊張するっていうか、もうどーしたらいいのか分かんない…」
「ぷっ。可愛いとこあんじゃん(笑)いつも男みたいに何でも恥ずかし気もなくやってのけるお前がねぇ、恋ってすげー♪」
「もぉっ、からかんないでよっ!」
あたしは隆史の頭を叩こうとして、隆史はひょいっとそれをかわす。
ムキになって隆史を叩こうとあたしが立ち上がって、2人でふざけあってた時、優樹があたし達の教室のドアをあけた。